どうもこんにちは。
ランチブログでお馴染みの堀口です。
今回は、7月の上旬に埼玉県の吉沢さんと榎本さんのお宅へ伺ったときの様子をレポートいたします!
まず、訪れたのは吉沢さんの畑です。
吉沢さんは、冬場は三浦大根やほうれん草など、品質の高い人気の野菜を毎年出荷してくれています。
今の時期は、とうもろこしがメインとなり、獲れたてのあま~いとうもろこしをたくさん送って下さります。
今回、訪れたのはちょうど、そのとうもろこしの出荷直前でしたので、とうもろこしについて話を伺ってきました。
辺り一面がとうもろこしの広い畑です。
こちらが吉沢さんです
とうもろこしがぐんぐん育ってきていて、宝の山といった感じですが、やはり虫の被害がなんといっても悩みの種ということで、その対策についてお話しを聞きました。
吉沢さんは、完全無農薬で野菜を育てていますので、農薬に頼った防虫対策はしていません。
基本的には、健康的な育て方をすることで、虫を寄せつけない強い野菜を育てているのですが、どうしても虫に食われる部分は出てきます。
そこで、今年は2点新しい取り組みをしたとのこと。
1つ目は、虫はどうやら穂先から齧る習性があるようなので、穂先を刈り取ってみたということです。
ただし、全てを行うのは難しいので、畑の端の部分を行ったそうです。
穂先を見てみると
あ、虫だ
穂先を刈ってみました
上からのぞいてみると
通常はこんな感じですが、
齧られるとこのように...
今年初めて行ったそうなので、効果はどの程度かわからないそうですが、仮定が正しければ今年のトウモロコシに如実に現れるハズ。楽しみです!
そして、もう1点はトウモロコシの植える間隔を広げたということです。
畑に密集して植えれば、その分収量は増えます。
なので、普通の農家さんであれば、収量を増やそうとたくさん植えたくなるもの。
そこを吉沢さんは「たくさん密集して、病気や虫の被害、風で倒れる危険が増すよりも、悠々と育てて、一つ一つが立派なものとして獲れた方が、自分にとっても食べる人にも良い」と考え、そのような措置をとったそうです。
長年経験を積んできた、吉沢さんならではの発言だと大変感心しました。
流石です!
人が余裕で歩けるんです
なっているトウモロコシもこのような立派なもの。
今年も大変期待が出来そうです!
試食もいただきました!甘かったです!
今回も色々と野菜についての細かい話を伺うことが出来ました。やはり長年積み重ねてきた経験からくる目のつけどころはやはり違います。今は、息子さんとともに畑仕事をしているそう。日本の農業のためにもぜひその知識と技が継承されていって欲しいと願っています。
というわけで、前編はここまで。後編に続きます。