お品書き ランチ全景
ポカポカごはん 鶏肉と根野菜の味噌汁
さつまいもと白玉のボール
本日の担当者
古沢 営業部 中堅 男性
小林 業務部 中堅 女性
料理を食べ終えて
なんと細やかな心配り、というか演出。テーブル一人一人に料理と共に並べられたお品書きからは、そんな火曜日の心意気が伝わってきます。タニザワの食堂にお品書きが並べられたのは、私のつたない記憶では初めてではないでしょうか。「つたない」ゆえに「初めて」という、そんな公式が浮かぶこともあるかもしれませんが、そのような意見は一蹴です。
端整な字で書かれたお品書き。文面には色取り取りの料理が舞っています。しかし目の前の料理とお品書きに書かれた料理の間には、若干の違いが存在します。
一番わかりやすいのは「沖縄のインゲン使用ごまよごし」というもの。そもそもそんな謙虚な料理は目することができません。この世から抹消されたようです。「インゲン」は味噌汁の中だけに見受けられ、メニューが改ざんされた疑いが私の中に生じました。
そして豆腐のえのき和えの「えのき」が、やはり見当たりません。豆腐はあくまで冷奴状態で、そのツルンとした肌はむしろ堂々としてさえ見えます。その存在感で、えのきのいない分をカバーしているようです。
この2点がお品書きと実際の料理との違いです。
建築偽造や決算書の粉飾などが頻発しているモラルなきこの現代。お品書きの改ざんは果たして許されるのでしょうか。はい、タニザワでは許されます。