今回紹介するのは、タニザワの契約農家の中でも若手の生産者、萩原紀行さんです。
タニザワ編集部が長野県八千穂村にある萩原さん農地を訪れたのは、夏の生産ピークが過ぎた先月(2005年10月)のこと。突然のお邪魔にもかかわらず、萩原さんはいろいろ興味深いお話をしてくださいました。
萩原さんがタニザワに出荷してくださるのは、ズッキーニ、モロッコインゲン、トウモロコシ、じゃがいものキタアカリ、下仁田ネギ、カブなどです。
このような豊富な食材を生み出す萩原さんの畑の標高は、低いところでも800メートル、一番高いところで1,200メートルだそうです。特に1,200メートルの畑は、夏でも夜は冷え込むために、トウモロコシなどの甘みののりが、非常によいのだそうです。また、この標高差を利用して作物の出荷時期をずらし、安定的に商品をできるのだとか。
萩原さんは、私たちがおつき合いしている生産者の中でも、特に若い生産者です。今から、7〜8年前に、全くつてもないこの土地で農業を始め、昨年には奥さんと二人で、なんと手作りの家を建てたという、本当にバイタリティあふれる人です。新規就農者のほとんどが挫折すると言われている中で、新しく農業を始めるのは、やはり萩原さんぐらいのパワーがないと難しいのではないかと実感しました。
これからも、是非おいしい野菜を出荷していただきたいと思います。
(タニザワ通信05年11月号より)