写真左が吉越社長、左から2番目が鹿倉工場長。新製品などの試食させていただきながら、豆腐作りについていろいろと伺うことができました。
これからの季節、ツルッとした喉ごしの豆腐が食べたくなります。今回はその豆腐についてのこだわりです。タニザワの豆腐は、ヨシコシ食品というメーカーから仕入れています。 栃木県佐野市出流原。日本百名水の良質の水が湧き出るこの地に、ヨシコシ食品の工場はあります。以前は都内に工場を構えていたのですが、おいしい豆腐を作るにはおいしい水が不可欠と考え、出流原に移転したそうです。この名水を使って豆腐作りを行います。
ヨシコシ食品の一番の特徴は、全て手作業で豆腐を作ることです。機械化しているメーカーもありますが、手作りにこだわります。「豆腐の声に耳を傾けることが大事だ」と鹿倉工場長はおっしゃっていて、機械では豆腐本来の味が出ないそうです。
豆腐作りで難しい点は?、と質問すると「にがり打ちだよ。スランプもあって一番緊張する作業だからね」と工場長。「でもうちの社員は幸せだよ。常に緊張して仕事ができるんだから。こんなに良い会社はないよ」と自らの会社に誇りを持っていらっしゃいました。
工場長が考えるおいしい豆腐とは、毎日食べても飽きのこない自然な甘みがするものだといいます。このことは、前回のタニザワ通信でお伝えした榎本さんのトマトにも通じるものがありそうです。
山形県JA鶴岡特産のだだちゃ豆を豆腐に入れたヨシコシ食品の「青豆豆腐」。毎年好評のこの商品を、タニザワでは今年も5月中販売いたします。ご興味のある方は、召し上がってみてください。(ご好評につき青豆豆腐は常時扱うことになり、現在も取り扱っています)
(タニザワ通信06年5月号より)
写真左 「さしみゆば」の湯葉を掬っている様子です。
写真右 今回の訪問では新商品も試食させていただきました。
写真左 工場の入口には、ヨシコシ食品の会社としてのビジョンが掲げられています。
写真右 工場の一角には検査室が設けられ、品質に問題がないか豆腐の成分などを毎日調べています。
写真左 工場を出ると出流原の弁天様が目に飛び込んできます。
写真右 タニザワ写真一同と鹿倉工場長とで、最後に記念写真をパチリ!