左がヒカリ食品の島田社長です。徳島県で安全性とおいしさにこだわった調味料を製造しています。右は弊社代表の村上です。
今回ご紹介するのは、ヒカリ食品の有機ソースです。徳島県を流れる吉野川の近くにヒカリ食品の工場はあり、今回はその工場を見学してきました。
ヒカリ食品の工場では、太陽光発電の利用、工場内を循環する水のリサイクルシステムなど、環境への配慮を徹底しています。また、製造過程で生じた野菜くずは堆肥化し、自社の保有する有機認定圃場で柑橘類の栽培に役立てています。環境保全という面での企業としての姿勢は並大抵のものではありません。
もちろんそのこだわりは、ソース作りついても同様です。ポイントは「安全性」と「味」です。
一般にソースの原料にはりんごを使いますが、ヒカリ食品ではみかんを使っています。その理由は、安全なリンゴの確保が難しいためで、これまでの発想を転換しみかんを入れることを思いついたそうです。安全性が確認されているものを全国から探し出し、りんごを使ったソースにも負けない味のものを作り出しました。全ては安全性のためです。
また、製造後は6ヶ月間寝かせて自然なまろやかさを出します。一般には、タンパク質加水分解物や果糖ブドウ糖液糖などの添加物を加えて、人工的にまろやかさを出しすぐに出荷しますが、ヒカリ食品のソースはじっくりと熟成させ、ソース本来の味を追求します。
その結果、一般のソースの10倍もの材料費がかかってしまうのです。材料に一切の妥協はありません。
「本物の商品は本物の材料から生まれる」。これがヒカリ食品のモットーなのです。
(タニザワ通信06年11月号より)
写真左 野菜くずで作った堆肥を使い栽培した柑橘です。レモンや徳島南部にのみ生育するゆこうなどを育てています。
写真右 ヒカリ食品の商品ラインナップです。弊社でも扱っているケチャップや野菜ジュースも見えます。